現実には、この住宅ローンのために多重債務になり、ひいては生活破壊に至ったケースは山のようにあります。
そもそも、たとえば3000万円を35年ローンを組んだ場合には、
もちろん金利のパーセントにもよりますが、大体総支払額が借入額の2倍になります。
しかも、自宅として利用する限り、お金を生むことはありません。
むしろ、固定資産税や管理費、修繕費等、賃貸では負担の必要のない費用がかかり、一種の金食い虫になりかねないものです。
したがって、利益を生み出す資産と言えるようなものではありません。
以上のことを、住宅ローンを組むとき、ぜひ忘れずにかんがえてほしいのです。
僕は以前神奈川県の川崎市にマンションを所有していて15年ほど住みましたが、結局、ローンが払えなくて手放しました。
一番は、ボーナス払いを併用しからです。
僕は、これからマンションを買おうと考えている方にボーナス払いの併用は止めた方がいいとアドバイスしています。
会社勤めなら、給料は基本的に毎月出ますが、ボーナスの保証はありません。だからローンの支払いは、基本給の金額で考えるべきです。
手当や報奨金、ボーナスは最初から除外して、基本給の範囲で支払いできる物件を選ぶべきです。
また、企業によっては貸家住まいの場合は、家賃補助が出るけど、持ち家の場合は出ない場合があります。
また管理費や固定資産税も特に首都圏に住み場合は考えないと意外と高額の請求が来ます。
住宅を購入すればローンの支払いだけではない、ということを十分肝に命じてください。